こんばんは、山崎です。
最近、改めて読んでいる本があります。
それは『カラダマネジメント』(マガジンハウス)
著者はレバレッジコンサルティング代表の本田直之氏。『レバレッジ読書術』や『レバレッジ時間術』などのレバレッジシリーズと聞けばピンと来る方も多いはず。
初めて読んだのは今からもう3,4年ほど前になると思いますが、
そこで初めて『健康マネジメント』や『予防医学』という考え方に出会いました。
その後、予防医学については『世界一受けたい授業』で知られる順天堂大学客員教授の白澤卓二先生や、
杏林予防医学研究所の山田豊文先生の著書や講演会などでより深く知ることができ、
今の私の一つの大きなテーマでもあります。
今日はビジネスにも大きく関わる、その予防医学とについてお伝えします。
今の日本は、諸外国に比べて健康保険や医療保障など充実し過ぎているといえます。
何かあったら病院に行けば良い、病院に行ったらなんとかなるという人が確かに本当に多い。
「今は特に健康診断に異常もないし、体調も悪くないから大丈夫。」と。
若い時はある程度、寝なくても、暴飲暴食が続いても、乗り切れてしまいますし、
体力の回復も早いので特に気にはなりません。
しかし、30代に入って体力や筋力が徐々に落ち始めて、40歳を過ぎるとカラダの老化を防ぐ力も落ち始めます。
以前もお伝えしましたが、増えすぎた活性酸素を除去する力がこれです。
どちらかというと、急激に落ちるというよりは、じつは20歳を過ぎてから徐々に落ち始めているんですね。
しかし、これに気付かず、若い時の健康なカラダがいつまでも続くと思ってしまい、ついつい食事や睡眠などのケアを怠り、
相変わらず夜遅くまで仕事中心なスタイルを続けてしまうわけです。
20代後半、30代、40代と進むに連れて仕事における責任の大きさも変わり、激務によるカラダの負担、
メンタルへのストレスも加わり、当然カラダにも影響を与えます。
気付いた時には会社の健康診断で引っかかったり、お医者さんに忠告されるようになってから
ようやくそこで健康の大事さが分かったりするんですね。
一方、他の国はというと、自分の健康は自分で守るという習慣があります。
特にアメリカは、医療保険の問題から病気になったらあらゆる負担のかかり方が半端ないので、
病気になったらあらゆる部分で大変なことになります。
しかも、今日のアメリカは、特に収入格差と医療格差、健康格差が段々ハッキリと分かれてきているんです。
お金に余裕がある層は健康にとことん投資ができるが、お金に余裕のない層は激安で添加物まみれで
高カロリーで高脂質なファーストフードなどが中心な食生活になり、ますます病気になるリスクが高まる…
お金に余裕にない人ほど病院に行きやすくなってしまうという皮肉な構造になってしまっているんです。
この収入格差と医療格差、健康格差の比例関係はすでに日本でも起き始めています。
消費税が10%に上がるような流れになればより顕著になるかもしれません。
何かある前に日頃からしっかりとケアしようという予防医学が今の日本の体制では弱いのも頷けます。
ちなみにWHO(世界保健機関)の健康の定義では、
健康とは病気でないことではないんです。WHOの定義では、健康とは
“身体的にも精神的にも社会的にも完全に良好な状態をいい、単に病気がないとか病弱でないということではない。健康とは、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること”
とされています。
「病気でない=健康である」という考え方ではなく、老化を最小限に食い止め、心も身体を最善、最高レベルの状態をつくること。
よりポジティブな健康状態を目指して行く世の中の流れがますます加速するようになるのではと改めて感じます。
あなたは明日から何を始めますか?
KARADA DESIGN & MANAGEMENT
オーガニックコンディショニングプロデューサー
コンディショニングフードトレーナー
食習慣コンサルタント
山崎 広治クローバー
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